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「キャラクターは友達」友達に会いに行くために国内外を飛び回るリアルサンリオ男子

はじめに

サンリオのメディアミックスプロジェクト「サンリオ男子」。サンリオキャラクターが好きな架空の男子高校生たちを描いた作品である。
ところで、現実世界にも少数派ながら、彼らに負けず劣らずサンリオキャラクターに熱中する男性が存在している。言わば、「リアルサンリオ男子」だ。
この企画では毎回一人のリアルサンリオ男子にインタビューする。リアルサンリオ男子化の原点をたどりながら、一人の男性が送る素敵なサンリオライフに迫る。キャラクター愛も存分に語ってもらおう。

今回のリアルサンリオ男子は、ぷらさん(27)。
日経新聞よりも読むのはいちご新聞。北海道出身。大学進学と同時に神奈川県に移り住み、現在にいたる。関東に在住するメリットは「サンリオ関連のイベントに行きやすいこと」だという。

 

 

リアルサンリオ男子化するまで

──サンリオにハマったきっかけは?

たしか、2012年の10月ごろだったと思います。Twitterでつながっていた知り合いから、「ピューロランドに行こう」と誘われたんですよ。
その方はポケモンとサンリオが好きで、たまにピューロランドにも行っているという方でした。そのときの僕はサンリオと言えばキティちゃんくらいしか知らなかったんですけどね。ただただポケモンが大好きな大学生でしたから。
でもせっかくのお誘いですし、ピューロランドがどんなところなのか興味もあったので、一緒に行かせてもらうことにしました。

 

──初ピューロ、感想は?

ショーやパレードのレベルが高いことに驚きました。
正直な話をすると、最初はピューロランドは小さい子向けの施設と思っていました。だからショーやパレードも小さい子向けなのかなと。でも、実際は本格的な内容だったんですよ。大人が見ても楽しめるクオリティで、良い意味で裏切られました。
キャラクターとグリーティングもしました。最初に会ったのは、シナモンフレンズのモカちゃんだったと思います。手をつなぐと温かくて、一緒に写真を撮った後も遊んでくれて嬉しかったのを覚えています。それと、自分たちの周りのほとんどが家族連れで、少し恥ずかしかったことも。今ではまったく気になりませんけどね。

このときの体験がずっと印象に残っていたんですね。それで、少し間は空くんですが、2013年12月に再びピューロランドを訪れたらやっぱり楽しくて。
2014年、自分の誕生日当日に年間パスポートを購入しました。

 

 

リアルサンリオ男子の生態

──推しキャラクターは?

一番好きなのはメロディですが、サンリオキャラクターは全員好きです。嫌いなキャラクターはいません。そのため、僕はポムポムプリンの魅力を発信する人として「ポムバサダー」にも登録していますし、シナモロール公式ファンクラブ「シナモロール王国」の有料会員にも登録しています。後者は会員の募集が始まったその日のうちに登録しました。
現状、マイメロディには公式ファンクラブがありませんが、発足したら即座に加入すると思います(笑)。

 

──推し始めたきっかけは?

メロディがグリーティングのときに、自分の腕をぎゅっと抱き寄せてくれて、一緒に写真を撮ってくれたんです。終わりがけには優しくハグして見送ってくれました。すごく嬉しかったんです。それが2014年12月、ピューロランドでのことでした。
そこからメロディのことが気になり始めて。『おねがいマイメロディ』というアニメがありますが、そのDVDを借りてきたんですよ。試しに見るつもりが結局、一気に全シリーズ通して見てしまいました。それぐらい面白かったんですね。

ちょうどそのタイミングで、ピューロランドでマイメロディ40thアニバーサリーフェアが始まったんです。ピューロランドがマイメロディ一色になり、マイメロディに関連するイベントがたくさん行われていた年です。
中でも2015年1月に始まったパレード『OMOIYARI TO YOU』には、かなり思い入れがあるんですよ。パレードのテーマはタイトル通り、「思いやり」です。最初に見たときは思わず泣いてしまいました。これ、嘘じゃないですよ。本当に感動したんですから。

パレード『OMOIYARI TO YOU』より。テーマ曲『Lucky Happy Everyday』は、聞いているだけで不思議と幸せな気持ちになれたそう。

 

 

それまでピューロランドに行くのは数ヶ月に1回くらいのペースだったんですが、『OMOIYARI TO YOU』が始まってからは、ほとんど毎週見に行くようになりました。かわいいキャラクターたちはもちろん、雑技団のパフォーマンスは何度見ても飽きませんし、出演者のアドリブも毎回楽しめます。とにかく、自分にとっては特別なパレードでした。
この先もし再演の機会があるのなら、3万円や4万円を費やしてでもまた見たいと思っていますね。

 

──サンリオキャラクターはどんな存在?

友達です。大袈裟に言っているわけではなく、本当にそう思っています。
グリーティングでは自分の友達として話しかけますし、人数を数えるときは、当然「ひとり」「ふたり」と言います。イベントに登場するキャラクターが気になるときは「『誰が』登場するのかな」と言います。英語で既出のキャラクターを指すときは”he”か”she”、あるいは”they”を使います。友達なので。キャラクターたちのことは人間と同じように扱っています。

僕は平日、わりとバリバリ働いているんです。帰宅が夜遅くなることは日常茶飯事なんですね。だから休日にキャラクターたちに会って充電しているんですよ。そこで「また来週も頑張ろう」と再び仕事に取り組んで、次の休日が来たらまたみんなに会いに行って……というのが僕のライフサイクルになっています。
キャラクターたちは、もはや自分の生活にいなくてはならない存在。友達だし、パワーの源ですね。

ピューロランドにて。

 

ポケモン一筋だったころも楽しかったんですけど、当時はポケモンのグリーティングが少なくて。ゲームやグッズ、アニメなどがポケモンというコンテンツの中心だったんですよ。たまにポケモンセンターにピカチュウたちが来るぐらい。
今でこそポケモンのグリーティングも増えて、ポケモンセンターに行ったらピカチュウがいる場合もありますけど、何年か前まではそういうことは滅多になかったんですよね。

 

──お気に入りのグッズは?

今日着けているこの腕時計、世界で50本限定のグッズなんです。
去年の1月にピューロランドでマイメロディのバースデーパーティがあって、その会場で先行販売されたのがこれです。到着して真っ先に店員さんのところに行ったら、「いま買ってもらえたらシリアルナンバーも選べますよ」と言われまして。初日に参加していたおかげですね。それで「じゃあ1番で」と(笑)。
マイメロディで白黒のデザインって珍しいんですよ。こういう色合いのメロディのグッズを増やしてほしいと常々思っています。

インタビューの最中、筆者に見せてくれたマイメロディの腕時計。シリアルナンバーは1番。この日ぷらさんが連れてきていたマイメロディのぬいぐるみも一緒に。(撮影・恒記)

 

最近買ったものだと、マイメロディの特大ぬいぐるみですね。
これは今年の1月に発売されたもので、高さが112センチ、重さが8.7キログラムあります。部屋に置いたときの存在感はさすがにすごいです。

マイメロディの特大ぬいぐるみ。普通の宅配便では対応できず、引越便で送られてきたという。

 

マイメロディ以外のぬいぐるみももちろん持っています。ぬいぐるみはキャラクターとコミュニケーションをする際のツールになるというのが大きな理由です。
ぬいぐるみ以外にもいろいろグッズは買いますが、「それを買うとグリーティングが楽しくなるかどうか」というのが購入基準のひとつですね。

グリーティングにおいて、ぬいぐるみをキャラクターに見せることは「あなたのことが好きだよ」という意思表示にもなるんだとか。

 

 

リアルサンリオ男子が送るサンリオライフ

──休日の過ごし方は?

ほとんど毎週末、サンリオ関連のイベントに出かけています。家で過ごすことはあまりないですね。

サンリオキャラクターが定期的に登場するテーマパーク・遊園地は、日本国内に4ヶ所あります。ピューロランド(東京都)、ハーモニーランド(大分県)、西武園ゆうえんち(埼玉県)、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪府)。今、僕はこの4ヶ所すべての年間パスポートを保有しています。

行く頻度としてはやはりピューロランドが高くなりますが、他の3ヶ所も機会を見つけては遊びに行っています。
ハーモニーランドは春夏秋冬のシーズンごとに1回、西武園ゆうえんちはアクセスしやすいので月1回。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは今年の8月に年間パスポートを買ったばかりで、これから行く機会を増やしたいと思っているところです。

ニトリモール相模原で行われた「マイメロディの夏まつり☆」より(2018年8月19日)。

 

サンリオの公式サイトのイベント情報には載らないものもあります。そうしたイベントは普段から自分で情報を調べて行っています。
有志で情報を共有し合うカレンダーを作ってくださった方がいるんですね。そのカレンダーに、自分の見つけたイベントを登録して他の人に共有したり、他の人が見つけてくれたイベントを自分が参考にさせてもらったりもしています。

 

──印象に残っている最近のイベントは?

海外にもサンリオのテーマパークは存在します。しかし、日本にはピューロランドもハーモニーランドもあります。つまり、わざわざ海外に行かずとも日本国内で十分に楽しめるということなのですが、まだ自分が知らない世界ってあるじゃないですか。普段自分が会っているキャラクターと海外で会えたらきっと、それはそれで楽しいことでしょう。

昨年、初めて海外のサンリオのテーマパークを訪れました。マレーシアにあるSanrio Hello Kitty Townというテーマパークです。
ここではグリーティングにキティ、ダニエル、メロディ、ばつ丸の4人が登場するほか、ここオリジナルのミニショーやパレードが上演されています。普段から馴染みのあるキャラクターたちと海外で会って英語で会話する。日本では見られないミニショーやパレードを見る。とても貴重な経験だったと思います。

Sanrio Hello Kitty Townで上演されているパレード『Happy Carnival Parade』より。上演後、このようなグリーティングの時間があった。

 

それとじつは、ついこの前──今年の10月にも海外に行っています。
香港のOcean Parkが、今年はハロウィーンのイベントでサンリオとコラボしていたんです。キティ、クロミ、シナモン、ぐでたま、ばつ丸に会うことができました。ここでしか買えない限定グッズや限定フードもありましたよ。

Ocean Parkにて。キャラクターたちが着ている衣装は、ここでしか見られない新作。

そういえば先日、中国にある杭州Hello Kitty ParkをシナモンがTwitterで紹介していました。次はここに行ってみたいと思っています。
2020年にはベトナムのハノイにサンリオのテーマパークがオープンする予定らしいので、それも気になります。ぜひ、誰かを誘って行きたいですね。

 

──他のリアルサンリオ男子との交流は?

知り合いは毎週ピューロランドに行っていれば自然と増えます(笑)。知り合いとばったり遭遇して、お互いに「おっ、何でいるの?」みたいな状況になることも多々あります。
そのあとに予定がなければ、イベント後に一緒にご飯を食べに行ったり飲みに行ったり。あとはカラオケとか。JOYSOUNDには、Miracle Gift Paradeの『KAWAII FESTIVAL』が入ってるんですよ。それをみんなで歌ったりね(笑)。スーパー銭湯「極楽湯」に行くという選択肢もありますね。ピューロランドのすぐ隣にあるんです。

ただ、みんなで旅行に行く場合は別にしても、普段は「明日はこのイベントに行こう」とか「何時にここに集合しよう」という約束はあまりしなくて。まずは各自が行きたいところに行くことが優先で、たまたま現地で出くわしたら「じゃあご飯でも行こうか」と。
みんなで過ごす楽しさもあれば、一人で自由に過ごす楽しさもあるじゃないですか。ふたつの楽しさを理解した上で両方を楽しめるのが大人だと思っています。

 

 

あとがき

ぷらさんは一人で過ごす楽しさとみんなで過ごす楽しさの双方に理解を示しながらも、サンリオが大事にしている3つの心(かわいい・おもいやり・なかよく)にならって、あくまで「みんな仲よく」と語る。
そんな彼から、最後にメッセージを言付かっている。

 

「一人でサンリオのイベントに参加するのは心細いという方、お気軽にご連絡ください。ただ、僕がほかにどうしても行きたいイベントがあるときは許してください(笑)」。

 

取材協力・写真提供/ぷら

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