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イケメンを再考する 今度は「イケてるMen」でも「イケてる面」でもない

2000年代になってから世の中に浸透した言葉のひとつに、「イケメン」がある。
「イケメン」をもじって、「イクメン」(=育児に参加する男性)や「イクボス」(=男性従業員の育児参加に理解のある上司)といった言葉も流行しつつある。
もはや目新しい言葉でもない「イケメン」を、筆者はあえて新しく定義したい。

「イケメン」には元々ふたつの意味がある

インターネットで「イケメン」「意味」と検索して出てくるのは、このような解説だ。
他に出てくる検索結果にも同様のことが書かれている。

「いけている」と「Men(男性)」または「面」を組み合わせた俗語。
容姿がすぐれている男性。
〔若者語。「いけてる(=かっこいい)」の略に「面」あるいは「メン(men)」をつけたものといわれる〕

(朝日新聞社校閲センター「ことばマガジン」より)

「いけている」は、好ましい、相当いいを意味する言葉であり、「いかす」=魅力的でかっこいい(1950年代後半に石原裕次郎が映画のなかで多用した流行語。1990年前後にも流行した)と同義である。

(Weblio 辞書三省堂『大辞林』より)

つまりイケメンは、「いけている」「いけてる(=かっこいい、相当な)」と「メン(Men=男性)」または「面(顔)」を組み合わせたもの。
「あの人イケメンだね」と言ったら、男性として魅力的でかっこいいとも、顔がかっこいいとも受け取ることができる。
形容する対象があいまいなのに通用する言葉はなんとも日本的だ。

「イケメン」の「メン」にもうひとつ意味を持たせたい

ここで筆者が定義するのは、イケメンの「メン」はメンタルの「メン」であるというものだ。
この定義はにわかには受け入れがたいかもしれない。
辞書でさえメンタル面が加味されていないのだから、当然だ。
とはいえ、一見してメンタルが不安定な人を「イケメン」と呼べるだろうか。

女性ファッション誌『ViVi』のイケメンランキングでは、3位山下智久、2位吉沢亮、1位新田真剣佑(あらた まっけんゆう)。
3位の山下智久は、歌もダンスもこなすし、吉沢亮は元仮面ライダー俳優。
1位の新田真剣佑にいたっては、特技が空手、水泳、乗馬と、父をしのぐほどの肉体派だ(父は空手家でアクション俳優の千葉真一)。

「ただしイケメンに限る」は本当なのか?

上記のランキングを見ると、トップ3に輝いているのは、ルックスも完璧な俳優ばかり。
しかし実は、女性は必ずしも外見にとらわれているわけではない。

ちなみにSNSでは、このような投稿を見かけた。

心療内科のコラムでも、女性は外見よりも内面を重視すると書かれている。

セント・ジョーンズ大学の心理学者ネビッドは、男性・女性が、「異性のどんなところに魅力を感じるか」ということについて調べました。
その結果。
女性は「あたたかさと優しさ」が、一位になりました。
逆に男性は、「外見的魅力」が一位でした。
(新宿心療内科・ゆうメンタルクリニック秘密コラムより)

イケメンは努力で獲得できる

外見にコンプレックスのある男性は、外見だけにとらわれる必要はない。
イケメンは、相手を優しく気遣うことや、スポーツをたしなみ、努力することで後天的に獲得できるスペックなのだ。

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