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乙女ゲームに誘われて ハードワーカー、イタリアへ渡る

2016年9月末、私は極限まで仕事をしてへとへとになっていた。
心配した友人が「一緒にご飯でも食べよう」というので、連れ出されたレストランで食事をしながら悩みを打ち明けたのである。

「こんなにへとへとなのに、まだ仕事をしちゃうんだ……。ねぇ、仕事があればあるだけ倒れるまで働いちゃうんだけど、どうしたらいいだろう……?」
「なんかさあ、じゅりさんは仕事があればあるだけ無限に仕事するし、仕事がなくても新たな仕事を創出しちゃうじゃない? 休むのが苦手なんだったら、絶対に仕事のできない外国とかに行けばいいんじゃないかな? 日本じゃない場所なら仕事できないでしょ。好きな国に旅行に行きなよ」

友人のこの一言が決め手となり、私はイタリアに行くことにしたのである。

 

私の好きな国はイタリア。
なぜなら乙女ゲーム『アルカナ・ファミリア』の舞台だから。
この直前にプレイして、うっかりハマってしまったのだ。
へとへとになるまで働いていてもゲームをやるのは私のいいところだと思う。
乙女ゲー万歳。

 

「どうせ行くなら一か月以上は滞在するぞー! どうせ今まで半年くらい全然休んでなかったし!」

とはいえ、この日数である。
もしホテルに宿泊したら100万円以上かかるのではないだろうか……。
私の財力でホテルを選択するのは金銭的にも精神的にも、非常に負荷がかかりそうだ。
何とか安く滞在する手段はないものかと考える。

思いついたのがホームステイ。
メールのやり取りを経て、ローマ在住のマリアさん宅に月4万円(しかも朝食付き!)で居候できる運びとなった。
こちらのお宅には日本語ペラペラの息子さんがいる。
彼が空港まで迎えに来てくれるという。
至れり尽くせりだ。

あと準備するものは飛行機のチケットだけ。
楽天で往復7万円で購入した。
ヨーロッパは冬が近いと急に航空券が安くなるのだが、10万円を切るチケットが見つかったのはラッキーだった。
私は成田国際空港からローマへと飛び立った。

飛行機の窓から。

眼下に広がるローマの街並み。

ローマのダ・ヴィンチ国際空港までの所要時間はおよそ18時間。
この長時間飛行はつらい人にはつらい気がするが、私は仕事の疲れで機内ではほぼ寝てるか映画見てるかしており、さほどつらさを感じなかった。

ここからはローマの町まで移動しないといけない。
自分の荷物をピックアップし、空港でマリアさんの息子さんと合流した。
ローカル線でえっちらおっちら移動し、電車から見える街並みをふわっと見ながら、「ローマの町、すごい落書き多いな……」などと思いつつ、ようやくマリアさんの家に到着。

マリアさん宅。

さっそく荷物を広げてくつろぐ──
──と思いきや、疲れきっていた私はそのまま寝落ちたのであった。

乙女ゲーに触発された私のイタリア滞在旅行はこうして始まった。

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